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【追記型記事】動画を作るAI「GEN-1」について解説

yuu

こんにちは大沢野BASEのゆうです。本日は「動画を作るAI、GEN-1について解説」というテーマでお話ししていきます。

この記事は情報が更新されるたびに追記していきたいと思っていますので、もし可能でしたらブックマークやホーム画面に追加等の保存をよろしくお願いします。

さて、最近はAIとともに記事制作を行うことが爆増した自分ですが、もう少し先の未来では、AIとともに動画を作る未来もやってきそうな気がします。

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2023年はスタートからクリエイティブの進化が止まりませんね。日々AIが進化しており、日々新しいAIのサービスが生まれてきています。

その中で本日、記事にしているのがこの「動画を作るAI、GEN-1」についてです。

動画を作るAI、GEN-1

アメリカのRunwayという動画関連のスタートアップ企業が、2023年2月6日に発表した内容に世の中の動画クリエイターが衝撃を受けたはずです。

それが「AIで動画を作ることができる(R)」ということです。

元となる画像のスタイルや色などの情報、ChatGPTなどでもよく使うプロンプトという文字を介した指示を行うことで、新しい動画を作り出すことができるようになっています。
 
Runwayは2022年に日本でも話題になった画像生成AI「Stable Diffusion」を開発したStability AIなどと共同開発して、このGEN-1はStable Diffusionの動画版のようなイメージです。

今回はまだリリース前なので実際に使った感想などは書けませんが、公開されたデモサイトに5つのモードが掲載されているので、イメージを膨らます程度のことはできました。

  1. Stylization(スタイライゼーション)
  2. Storyboard(ストーリーボード)
  3. Mask(マスク)
  4. Render(レンダリング)
  5. Customization(カスタマイズ)

この5つが主な機能のようです。一つづつ解説していきます。

Stylization(スタイライゼーション)

すごく簡単に言えば、質感の合成って感じですが、動いている人に、画像の色味であったり柄だったり、質感を付けたって感じです。

プロンプトで指示をしたことを映像に付与できる感じのことも書いてあります。

これは元の映像をそこまで変更しないなら、現時点でも動画の描写をアニメ調にするなどで近い表現はできます。

しかし、ここまで変えるのは、かなり面倒な作業が必要なのでワンクリックでこれができたらかなり画期的だと思います。

Storyboard(ストーリーボード)

これは元の動画から新しく動画を作る技術ですね。お手本見た方が分かりやすいのですが、並んだ本の映像から、ビル街に映像が差し代わっています。

これができるようになったら、3D映像でバンバン面白いことできるようになりそう。本当にすごい。

3Dマップで市内の紹介とかもできるようになりそうなので、結構ヤバめの機能だと思われます。

Mask(マスク)

でも映像では、犬に斑点をつけてダルメシアンみたいにしていますが、これは既存でもある映像に耳をつけたり、目を大きくしたりする延長上の技術ですかね。

正確なトラッキングと、マスキングができれば今でも再現できる人はいるかもしれませんが、これもプロンプトで指示だけ出してワンタッチで簡単にできるようになるともう世界が変わる気がします。

Render(レンダリング)

これは3Dモデルの映像をリアルな動画に生成する技術ですが、やばいですね。ある意味、一人アバターではありますが、本当に素晴らしいです。

僕自身もmO2という3Dレンダリングエンジンを使って、3Dモデルに質感を与えたり、動きを与えたりと色々試しましたが、これ結構大変な作業なんですよね。

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これができると説明動画等が一気がやりやすくなりますし、今までTV局が何百万円というお金をかけて作っていたCMのようなことが簡単にできるようになりそうです。

Customization(カスタマイズ)

これは最後に、現在進行形でもZOOMのアバター機能や、Appleのミー文字に該当する技術だと思いますが、かなり自由度合いが高そうなものです。

これが完全にできるようになると、完全に別人として顔を入れ替えて動画投稿できる時代に来そうです。vTuberの簡易版みたいになりそうですね。

もうここまでくると、目で見たものが正しいかどうかなんて分からなくなりそうです。

動画クリエイターの未来について

ここまで来たかって感じで、ついに動画も自動生成できる可能性ができました。実用化までは少し時間がかかりそうですが必ずその瞬間はやってくると思います。

それは「誰もが自分の思い描いた映像作品を作れる」ってことです。

これは僕自身がこのブログでよく言っている「創作ライフ」に基づく考え方ですが、僕ら人間は自分のことを適切表現したいと思っているし、それを周りに知って欲しいと思ってます。

ただそれがうまく表現できないからやらないってなだけで、本当はみんな「自分」をより表現したい、それを評価してほしい。

もっと言うと「(自分の価値を)創作したい」と考えていると思っています。

それを可能にするのがAIですね。

このAI技術を使うことで自分の感性をもっと上手に表現することができますし、それが言葉の指示(プロンプト)だけでできるようになったら誰でも何でも作れる時代がやってきます。

その黎明期から、少数派として活動してきたのが僕ら動画クリエイターなんでしょうね。

なので、AIが何でもサポートしてくれる時代では、動画クリエイターというのは当たり前の存在になるのだと思います。ただそれは不幸なことでなくて、多分良いことな気がします。

そうなったら、また違う面白さにハマれるのだと思うので、動画を作るから、また新しい何かを作れるタイミングが来たような気がしています。

なので、この波は乗るしかないでしょう。

まとめ

本日は「動画を作るAI、GEN-1について解説」というテーマでお話ししました。

一応最後に、恒例の僕の一番のサポーターであるChatGPTさんにも、今後の動画市場について考察をお願いしてみました。プロンプトはこちら。

なたはプロの動画クリエイターです。以下の見出しから、300字から1000字以内で解説文を考えてください。

見出し:

AIで動画を作る未来はやってくるのか?

インプット:

・動画クリエイターをこれから目指す人がターゲット

・概要だけでなく、具体的な活用方法も説明する

ポイント:

・動画制作を知らない人に広く関心を持ってもらう

・簡潔で明快な日本語にする ・印象的な強いワードを盛り込む

結果返ってきた考えがこちらです。

AI(人工知能)の進化により、動画制作でもAIが活用される時代が近づいています。現在でも、AIを用いた動画編集ソフトや音声認識ソフトがあるほか、AIを使った自動字幕生成や顔認識技術が進化しています。これらの技術を駆使することで、今後はAIが動画制作の重要な役割を担うことが期待されています。

しかし、AIが動画制作に完全に取って代わることはなく、クリエイティブな要素や人間らしい感性が必要とされる分野は残ると言われています。AIが担うべきは、単調な作業や高度なデータ処理など、人間にとって負担の大きい業務です。AIが担うことで、動画クリエイターはよりクリエイティブな作業に集中できるようになるでしょう。

また、AIを活用した動画制作の方法としては、AIが自動で映像を選別し、自動で編集を行う方法が挙げられます。映像のジャンルやキーワード、音楽の選択などを指定することで、AIが自動で映像を編集し、完成品を提供することができます。この方法は、大量の映像を扱う必要がある企業や個人にとって、効率的な選択肢となるでしょう。

しかしながら、AIによる動画制作はまだ発展途上の段階であり、完全な自動化が可能となるには、さらなる技術の発展が必要です。また、クリエイティブな要素を重視する場合には、AIだけではなく、人間の感性が求められるため、依然としてクリエイターの役割は大きいと言えます。今後、AIとクリエイターが協力し、相互補完的な関係を築くことで、より高度な動画制作が可能になると期待されています。

ChatGPT

ということで、ベストパートナー的には動画クリエイターとAIはむしろ共存できるような回答をしてくれました。

ただChatGPTさんは2020年くらいの情報をもとに判断しているはずなので、今に置き換えると少し様相が違うかもしれません。

ただ大事なことは、人間にとって負担の大きい部分をAIが肩代わりして、それ以外の発想や全体の指揮を自分が取るということには変わりがない気がします。

なので、ますます受動的だと何も手に入りそうにない時代ですね。

そんな感じで今日も積極的に創作活動を楽しみます。それでは皆様良き創作ライフを。

Profile
大沢野BASE
大沢野BASE
動画クリエイター
動画編集ソフト「Final Cut Pro」「DaVinci Resolve」など使ったハウツー動画を制作しています。またAppleの公式サイトでも紹介されているプラグイン「MotionVFX」の製品を紹介をしています。
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