Final Cut Pro

【使い方】初心者が覚えるべきFinal Cut Proのトランジション・テクニック

yuu

大沢野BASEのゆうです。本日は「初心者が覚えるべきFinal Cut Proのトランジション・テクニック」について解説していきます。

トランジションは、動画の切り替え時(場面転換)に使うエフェクトです。クリップとクリップの間に入れることで、動画がものすごく映えるようになります。

僕自身はFinal Cut Proの中に元から入っている「クロスディゾルブ」を愛用していますし、僕の大好きなプラグインサイトMotionVFXで購入した物などもよく使っています。

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動画と動画が格好よく切り替わると、ものすごくテンション上がります。

この記事では定期的に、僕が学んだFinal Cut Proのテクニックを書いていきますので、ぜひ参考にしてくだされば幸いです。

トランジションの使い方

トランジションの使い方はとても簡単です。自分の使いたいトランジションをクリップとクリップの間ドロップすればOKです。

微調整したい場合には、インスペクタ画面で調整すれば完了というシンプルな操作ですので初心者にも使いやすいエフェクトになります。

今回は、一番基本のトランジションである「クロスディゾルブ」で使い方を確認したいと思います。

基本のクロスディゾルブ

まずはタイムライン右上のトランジション(リボンのようなマーク)のアイコンをクリックします。その中の「ディゾルブ」というカテゴリーの中から「クロスディゾルブ」を見つけてください。

クロスディゾルブをドラッグして、クリップとクリップの間にドロップします。これで第一段階は完了です。

トランジションは適用した後に、端を掴むことで効果の長さ(長いとゆっくり反映されて、短いとすぐ反映される)を変えることができます。

右クリックをして、「継続時間を変更」を選択して入力するのもOKです。

またクロスディゾルブだとほとんど必要ないですが、右上のインスペクタ画面で、フェードインの仕方やフェードアウトの仕方などを変更することができます。

トランジションのやり方は基本的にはこれだけです。後は他のトランジションが、どのような効果があるのかを確認していきましょう!

主なトランジション

Final Cut Proに入っているトランジションの紹介も少しだけしていこうと思います。

元からFinal Cut Proに入っているトランジションはこちらです。

  1. オブジェクト
  2. スタイル
  3. ディゾルブ
  4. ブラー
  5. ムーヴ
  6. ライト
  7. リプリケータ/クローン
  8. ワイプ

編集者の好みによって、よく使うトランジションが変わります。僕はディゾルブ、ブラーあたりの演出が好きでよく使います。

オブジェクト

カーテンやキューブ、スターや入り口など特定の素材をモチーフにしたトランジションが入っています。

例えば「カーテン」だと、ディズニー映画でありそうな赤いカーテンが出てきて登場や退場をちょっとおしゃれに演出できます。

「入口」も同様にテレビの演出などでも使われていそうな雰囲気があるものですし、初心者がちょっと動画を面白くしようとする場面では重宝しそうなものが多いです。

個人的にも何かの教育番組などで「葉」とか使ってみたいとは思っていますが、今だに使ったことはありません。笑

スタイル

スタイルは少しカッコいい演出にする時に使えるトランジションです。動画をズームアウトするもの、アルバムの中を飛び越える演出など動画をより印象的にしたい時には重宝します。

パンダウンやブーメランなどはYouTuberのオープニングムービーやエンディングムービーで見た事もありますし、スイッチアウトなどは簡易的なニュースなどを作る場合には使えそうです。

個人的にはフィルムストリップ系の演出が好きですが、この元からあるトランジションで満足できなくなって途中から自作したのは良い思い出です。

ディゾルブ

これはショートカットキー(⌘+T)でも搭載されているクロスディゾルブを代表に、画面が徐々に変化するトランジションが入っております。

個人的にはとにかく使いやすいので、場面転換に悩んだらここの「クロスディゾルブ」で良いのでは?と思う部分もあります。

また「フロー」というトランジションは、インタビュー動画や商品紹介動画など、画面の変化が少ないクリップ間で使うと、カットしたことが気づかれないくらいにスムーズにカットをつなげる事ができるのでおすすめです。

ブラー

ブラー系のトランジションは簡単にいうと「ぼかす」トランジションになります。水面が揺れて変わるような「放射状」や、ある場所にワープして飛んでいくような「ズームとパン」などがあります。

一度画面にブレやぼかしが発生するので、凝った演出(スポーツシーンや旅動画)などでは使い勝手が良いように感じています。

ムーブ

このトランジションは一度は見たことありそうな演出が多いトランジションになります。例えば、紙芝居のような動きをしたり、スピンしてどっかに飛んでいってしまうものがあります。

ブラーでもありましたが、より水面の質感が出て変化する「波紋」や、画面全体がパズルのように変化する「モザイク」、本をめくるような演出の「ページめくり」などがあります。

スポーツシーンや意外と教育系の動画の際にも使えるのではないかな?と思います。

2021年の1年間「Vyond(ビヨンド)」というアニメーション制作ソフトを一年間使ってみたのですが、その編集ソフトのように何かをプレゼンする時の動画には「スワップ」や「ページめくり」などは最適に思えます。

ライト

ライト系のトランジションは、シンプルに画面が光り輝くような演出のトランジションが多いです。

特に分かりやすいのが「ライトノズル」ですが、少女漫画のワンシーンのようにキラキラ輝いて次のシーンにいきます。

使用例としては結婚式の余興であったり、何かの発表の時などに使えるかと思います。

リプリケータ/クローン

個人的に好きな演出の一つである「リプリケータ/クローン」です。画面をマルチ画面風に展開する事ができ、いろんな映像を一度に見せる事ができます。その後、一つの動画に飛ぶという流れでです。

僕は昔から、「宇宙の神秘」や「恐竜の生態」みたいな海外の吹き替え教育ビデオが好きで、その中でこんな風に色んな動きが一挙に現れるシーンが好きだった記憶があります。

なので個人的には結構おすすめですが、普段使いでは使いにくいトランジションかもしれません。

ワイプ

ワイプは次の画面にスマートに差しかわるトランジションになります。よくテレビ番組の上にあるあれとはちょっと違います。

例えば「ワイプ」であれば、元の映像からはっきりとした形で次の動画にスムーズに入れ替わります。また「円」であれば、球状の中に次の動画が現れるような演出になります。

シンプルな作りの動画にしたい場合にはオススメですね。

まとめ

本日は「初心者が覚えるべきFinal Cut Proのトランジション・テクニック」について解説していきました。

内容としては簡単だったと思いますが、実際トランジションはタイミング良く入れるのが大事であり、細かな設定などはそこまで必要としません。

しかし慣れてきて、後ちょっと変化が欲しいという場合には、インスペクタなどで微調整したり、同じようなものをmotion5などで自作したり、プラグインを導入したりする流れになります。

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なので、ここら辺は技術よりも自分のセンスを信じて動画を作って頂ければと思います。

では今日のレッスンはここまでです。皆さん良き創作ライフを。

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