MotionVFXおすすめのプラグイン「mBehavior」の使い方

こんにちは、大沢野BASEのゆうです。本日は「MotionVFXおすすめのプラグインmBehaviorの使い方」になります。このプラグインは現時点では個人的には最高のプラグインです。
Final Cut ProやDaVinci Resolveでは、プラグインという拡張機能を入れることで、自作しなくも様々な演出のついたタイトルやエフェクトを使うことができます。
無料で配布されているプラグインもあり、特に最近では、日本でも無料で高品質なものも多く配布れているので本当に助かります。
今回紹介するのは、MotionVFXのプラグインの中でも僕が最高におすすめできるプラグインになります。2022年ランキングは以下から見てみてください。

昔、破産寸前まで有料プラグインを買い漁ったことがあり、それをやっと活かせると思うと感無量です。
意外と、個人事業(現在は会社員)の時にはあまり買わなかったのに、道楽になった途端に購買意欲が止まらなくなりました。www
趣味の方がお金って使うものですね。みなさん破産しないように気をつけてくださいね。
MotionVFXの「mBehavior」の特徴
さて前置きはそこそこに本題に入ります。今回使うのは「mBehavior(ビヘイビア)」というプラグインです。150以上のアニメーションを付与するタイトルが入っており、お値段日本円で9000円程度です(2022.2.13)
すごくざっくり言うと、全ての文字や画像に動きをつけることができます。
実は無料の体験版のあるので、一度無料版を使ってみて良かったら購入でも良いかもしれません。(無料版はこちらから)
これは動画編集を始めた誰もが通る道ですが、意外と動画編集は時間がかかる。そして動きがあるモーションを作ると通常の倍は時間がかかるということを知ります。
さらに、作り始めて痛感する「イメージ通りに作れない」という問題に直面して、どうにか完成させた動画が、
意外と反応が薄い…ということが起こります。現実は残酷です。
という御涙頂戴ストーリーはさておき、実際にモーション(動き)を作るということはなかなか面倒な作業になります。
どの動画編集ソフトでも単体で作ることは難しく、”Motion5”や”After Effect”などの映像制作ソフトを活用する流れになります。
もちろん、Final Cut ProでもPremiereProでも最低限のモーションは作れますが、なんか凝った演出は難しいんですよね。
そしてMotion5やAfterEffectは初心者には操作が結構難しいのです。
そんな時に、手軽に文字や画像に動きを付けてくれるのがこの「mBehavior」になります。
mBehaviorのテンプレート紹介
基本的には、どの場面の、どのような演出にも使える素材が入っています。自分の作りたい動画に合わせて選んで、ドロップして、必要であれば複合クリップにして使います。
大きく分けると「IN(入る)」「THROUGH(ずっと)」「OUT(出る)」の3つの動きをつけるモーションと「TEXT(アニメーション文字)」が使えます。
「IN」(入る)とは?

INを使うことで、文字や画像を所定の位置まで動かしながら持ってくることができます。簡単にいえば導入(スタート)の部分で使います。
上手に使えば、パーツが合体していくような演出をつけたり、文字が生きているような雰囲気を作れます。
例えば、企業のオープニング動画を作るときなどにロゴアニメーションと言うものを作るように言われる時があります。
色んな動きをしながら、企業のロゴや名前の文字になるやつです。
基本的にFinal Cut Pro Xだけで作るのはかなり難しいですが、mBehaviorを使うことでFinal Cut Pro Xだけで作ることも可能になります。
「OUT」(出る)とは?

逆にOUTを使うことで、所定の位置から動きながらフェードアウトしていく演出が作れます。完全にINの逆バージョンになります。
終わりに動きをつけることで、それこそ映像がコミカルになったり、ただの文字や画像に命が宿ったかのような印象を与えることができます。
INの方が正直使い所は多いですが、全体通して文字や画像が入れ替わるならOUTはかなり有効だと思います。
またINやOUTを上手に繋げば、紙芝居アニメくらいだったらできそうな気がします。
僕は1年間ほど個人事業の案件でvyondと言うアニメーション作成ソフトを使っていたのですが、時間をちょっとかければvyondみたいな動きを作れます。
「THROUGH」(ずっと)

THROUGHは、出入りの動きではなく、その場での断続的な動きになります。
例えば、その場でジャンプしてみたり、回ってみたり、ゆらゆら揺れてみたりと、様々なアニメーションを行なってくれます。
これに関しては使い所をかなり選びますが、僕はIN→THROUGH→OUTと言う流れで、人物がちょっと動いたりするコミカルな演出をよく作りました。
「TEXT」(アニメーション文字)とは?

最後のTEXTは、文字そのものに動きをつけたものになります。文字自体をちょっと動かしたい時は文字にINやOUTをつけるのではなく、TEXTを使えば良い感じです。
これ単体で使っても可愛らしい動きができますし、文字にINなどで動きをつけることで、TEXTの中にない動きや演出を作ることができます。
YouTuber的な演出と言うよりは、何かのオープニングやエンディングなどで使えそうな物が多いです。
mBehaviorの使い方
基本的には、サイドバーのタイトルの中にあるmBehaviorから、自分の動画に合うものをタイムラインにドロップするだけです。

先ほどのINやOUTなどを中心に使っていきますが、注意点としては全体にタイトルの効果が付与されてしまうので、動きをつけたいもので複合クリップ化することをおすすめします。

複合クリップのやり方が分からない場合にはこちらをチェックしてください。

その他の微調整については、インスペクタの部分で行うことができます。ただし実はあまり調整する部分がないので、そのまま使ってOKなプラグインではあります。
英語が苦手で操作が不慣れな方でも、ビューワの部分から手動で、オブジェクトやエフェクトを動かす位置だけ決めたりとか、ストーリーラインで継続時間のみ変更したりとかのみ行えばOKです。
ただし一部のタイトルについては挿入の仕方(右上から出るのか、右下から出るのかなど)だったりを変更できるので覚えておいてください。
僕のおすすめの使い方
個人的には、一つの画像をパーツごとに画像化しておいて、それの一つ一つにmBehaviorをつけて複合クリップ化して、同じタイミングでスタートさせると、
合体ロボみたいに変形して登場!!!!みたいな感じになるのでおすすめです!
また公式サイトに埋め込み型(vimeoかな?)のチュートリアルがあるので、そちらも確認していただければ幸いです。(mBehavior使い方)
まとめ
本日は「MotionVFXのmBehaviorの使い方」についてお話しました。mBehaviorは当てはまりませんが、プラグインを購入するときの注意点もあるので必要な方はこちらもお読みください。

MotionVFXのプラグインは数も多く、使いやすいのが素晴らしいです。その中でも特にmBehaviorは一回買えば様々な場面で応用がきくのでおすすめです。
実際の案件でも使えるモーションが多いので、無料のお試しmBehaviorもあるので、もし気になったら使ってみてください。
では皆さん、よき創作ライフを。