MotionVFXおすすめのプラグイン「mTracker 3D」
こんにちは大沢野BASEのゆうです。
本日はMotionVFXおすすめのプラグイン「mTracker 3D」を紹介していきます。
やっとこのプラグインが紹介できるという感じで、買ってから約2年ほど(購入日2021年)温めてしまったプラグインです。
動画制作って色んな楽しみ方があると思うのですが、このmTracker 3Dを使って作れる動画は、AR(拡張現実)的な動画を作れるので、
ハリウッド映画や、CMのようなプロモーションビデオを作ることができます。
このプラグインと合わせてmO2を使うことで、プロ顔負けのクオリティの3D動画を作ることができます。
昔は現場のプロしかできなかった技術も年々、誰でも作れるレベルまで進化してきており、個人クリエイターにとっては嬉しい時代です。
そんな感じでmTracker 3Dの良さを解説する記事になります。
mTracker 3Dって何?
僕自身はこのPVを見た時に本当に鳥肌が立つくらいの衝撃を受けました。
Final Cut Proだけでこのレベルの動画が作れるのか???
そんな感じで、当時はあまりの衝撃に、あまり考えずにポッチと購入してみて、色々試しているうちに2年も経ってしまったプラグインです。
mTracker 3Dは、3Dモデルを動画内に配置することができるプラグインです。
つまり合成動画を簡単に作れるプラグインです。
多くの方はハリウッド映画を見た時に「どうやって作るんだ??」って映像の凄さにびっくりした経験があると思います。
例えば、ジュラシックパーク・バイオハザードなどの映画は現実世界とフィクションの融合がとても上手にできています。
例えば、宇宙の神秘を伝えるTV番組に出てくるホログラムは、本当に物体がそこにあるかのような印象を受けます。
そんな、現実と空想を上手に組み合わせることが出来るのがmTracker 3Dです。
さすがにmTracker 3Dが使えても、ジュラシックパークは作れませんが、いつもの映像よりも一段上の表現はできるかもしれません。
mTracker 3Dのスペック紹介
このプラグインには、全部で100個のエフェクトや3Dアセットが収録されています。
また映像をハイレベルで3Dトラッキングすることができます。
Final Cut ProおよびMotion5で使用可能なプラグインであり、MotionVFXのベストセラープラグインでもあります。
お値段は279ドル、日本円で(2023.6)約40,000円です。ドヒャー。
公式サイト→mTracker 3D
また329ドルのバンドル版を買うことで、3Dのポインターや文字なども使うことができます。
またmTracker 3Dに対応する様々なタイプのプラグインが販売されているので、一度買った後にも色々とできることが増えていくタイプのプラグインです。
基本的には高度なモーショントラッキング技術を使って、既存の映像に簡単に3Dモデルを入れていくことができるプラグインです。
用途としては、結構迷うところもあり、ただ確実に言えるのは「日常使用するタイプではない」って感じです。
個人的には、PVやMV、CMや映画などのクオリティが求められる場所で真価を発揮しそうなプラグインかなと思っております。
mTracker 3Dの購入レビュー
買って良かった…と思うのはこれから先になる気がするプラグインです。
もう購入から2年も経っていますが、意外と僕の創作生活とマッチしなくて活用度合いが低いプラグインになります。
用途がかなり限定的なんですよね。
僕がこのブログやYouTubeで紹介しているプラグインの多くは「使いやすい」ものが圧倒的に多いです。
このプラグインはそれとは全く違った性質のプラグインなので、
僕のように「めっちゃかっこいいやん!買おう!」って感じで買ってみると、意外と高い割に使わないってことが起こる気がします。
ただ最近は、心境の変化が結構ありまして、コモディティ化した世界でみんなが同じような映像作品ばかり作るなら、
自分は富山の片田舎から、意味のわからないクオリティが高いだけの動画作ったら面白そう!って思ってます。
その時に大活躍しそうなのが、このmTracker 3Dだと僕は思っています。
正直、3DCG映像には魅力を感じるという人も多いと思います。
しかし現実、実用度も低い、金にもならない高いプラグイン買っても勿体無いよなーって思う人が大多数だと思います。
トラッキングするならFinal Cut Proの元々の機能で十分って感じです。
しかし、この使い道が限定的で汎用性が低い、目的も明確に持たないといけない道具(プラグイン)だからこそ、
使いこなせば、本当に面白い映像作品が作れるのでは?と思ってます。
なので正直、万人におすすめはしません。
しかし、面白い作品を作りたいと思う強い気持ちの人にはぜひ検討してほしいなと思うプラグインです。
mTracker 3Dの悪い点
本体の値段もなかなかですが、3Dアセットを買い足すのにお金がかかるので結構金食い虫です。
また、最近のFinal Cut Proアップデート10.6.6だと一部機能的に使えない部分があるそうなので、mO2と一緒でアップデート待ちの部分もあります。
また実はバージョン1とバージョン2がありまして、バージョン2を追加購入するとよりトラッキング精度が向上します。
でもそれも追加購入なのかい!!!って感じです。
また実際に使い始めてわかる、3Dモデルを上手に配置・表現することの難しさです。
なんか上手に配置できても、現実感がなくて失敗だったり、リアルなモデルなんだけど、上手にトラッキングできないなど、
結構、最初は手こずるタイプのプラグインです。
ただAfter Effectで3DCG映像制作するよりは明らかに簡単だと思われるので、実際とてもすごいプラグインだと感じております。
mTracker 3DのQ&A
実際にmTracker 3Dを使ってみて気になりそうな部分をまとめてみました。
- 操作は簡単ですか?
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操作自体は簡単にできます。しかし作品のクオリティを上げることには熟練が必要です。
- 値段は安くならないの?
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値段を安くすることはできます!
単品で買う場合
- 定期的に発行されるプロモーションコードなどで割引
- 新作の場合には期間限定で割引
- 新作と関連する物などが期間限定で割引
複数個同時購入の場合
- 2品 → 15%OFF
- 3品 → 20%OFF
- 5品以上 → 30%OFF
- 支払い方法は?
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以下の3つの支払い方法があります。
- クレジットカード
- PayPal
- Amazon Pay
- 別ソフト間で使い回しできるの?
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Final Cut Pro専用なので、mTracker 3Dは他編集ソフトでは使えません。
ただし「Final Cut Pro」と「Motion5」のように同会社の製品であれば使えます。
- 商用利用はできるの?
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はい!大丈夫です!
YouTubeやTikTokなどのSNSはもちろん、企業案件(クライアントワーク・動画広告など)でも使えます。詳しくはコチラから
- インストール方法は?
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プラグインを購入後、公式アプリ「mInstaller」をインストールする必要があります。
アプリに料金はかかりません。アプリインストール後、自分のアカウントにプラグインをダウンロードすれば各編集ソフトで使えるようになります。
プロモーションコードのアナウンスなどについては、僕のYouTubeチャンネルでも定期的に行っています。お気軽にご登録いただければ幸いです。
また実際の製品情報などは公式サイトに全て丁寧に記載がありますので、そちらも併せてご覧頂ければ幸いです。
まとめ
本日はMotionVFXおすすめのプラグイン「mTracker 3D」を紹介しました。
最近はよく思うのは「道具は使ってなんぼ」ってことと「人がやっていないことが正解」ってことです。
まさに本日のブログで伝えたかったことなのですが、つまり挑戦するってことが人生においてはとても重要だなと感じます。
もう僕も立派な中年ですが、何歳になっても、挑戦できれば良いなと思っていますし、
そのために押入れにしまっていたカメラとライトと、mTracker 3Dなどのプロ向けプラグインを引っ張り出している今日この頃です。
そんな感じで今日も明日も映像制作を楽しみましょう!
では皆様、良き創作ライフを