MotionVFXおすすめのプラグイン「mTuber 3」の使い方

こんにちは、大沢野BASEのゆうです。本日は「MotionVFXおすすめのプラグインmTuber3の使い方」を教えていきたいと思います。

さて、mTuber3なんですけれども、実はシリーズものになっていて「mTuber1」から「mTuber3」まで3種類あります。
ちなみに「mTuber2」と「mTuber3」はMotionVFXの中だとベストセラーになっており、大変使い勝手の良いプラグインになります。
mTuber3の特徴
今回僕が紹介する「mTuber3」というプラグインは、Final Cut Pro(およびDaVinci Resolve)のプラグインであり、72種類のタイトルやトランジションが入ったもので、お値段日本円で11000円程度です(2022.6.19)
公式サイト→mTuber3
mTuberシリーズの特徴を簡単に言えば、「YouTubeなどの動画投稿者に超使えるプラグインが入ったもの」となります。
YouTuber(ユーチューバー)やTikToker(ティックトッカー)みたいに、何かしらの動画を投稿したり、編集する人向けに作られたタイトルやトランジションが入っているものになります。
よく「チャンネル登録よろしくね!!」みたいなやつをYouTubeなどで見たことあると思います。OP(オープニング)とかED(エンディング)などで使うバージョンもあれば、下半分に出てきてすぐ消えるようなタイプもあります。
もう少しコアなもので言うなら、グラフだったりとか表だったりとか、次の章の説明であったりとか、今の状況を分かりやすく伝えるものが入ってたりします。
一言で言うと「痒いところに手が届く」ものがたくさん入っており、これ一つあればYouTubeなどの動画制作が今まで以上に楽しくなるのは間違いないです。
mTuber3をおすすめ理由
「mTuber1」「mTuber2」「mTuber3」の中から「mTuber3」を紹介するのかと言いますと…
他のmTuberシリーズに比べてアクションやロゴに立体感があって、他と比べてると少しだけ高級そう(リッチ)に見えるので、一番最初に買うならこれかな?っと思っての紹介です。
見た目のイメージってかなり大事だと思ってまして、小さなアイコン一つでも視聴者が一目で「価値が高そう」「作るの大変そう」「作りが凝っている」などが分かると、視聴者の心を掴みやすいですね。
ただしmTuber2もかなり捨て難く、mTuber2のプラグインは「ザ、YouTuber」って感じのものが多いので、古き良きユーチューバーさんのような動画を作りたい場合はそちらでも良い気がします。
公式サイト→mTuber2
mTuber3って僕のイメージになりますが、教育番組とか、天才てれびくんとか、ネプリーグみたいな感じの表現が簡単に作れるのが良いのかな?と思ってます。
mTuber3のテンプレート紹介
さて中身を見ていきますと、タイトルが68種類、トランジションが5種類入っています。
BACKGROUNDS(バックグラウンド)

その名の通りバックグラウンド(背景)用の素材が入ったものになります。これ自体は使用頻度はあまり多くないかもしれませんが、OPやEDや画面の切り替えなどで使うのが良さそうです。
CALLS TO ACTION(コールテューアクション)

これは良くある「チャンネル登録してね〜」とか「通知ONにしておいてね〜」ってやつです。使い方はそのまんま入れて画像や文字だけ変えればOKですね。
「チャンネル登録してね」とか言う意味あるの??って思われる方はいるかもしれません。
これに関しては「YES」であり、できる限り視聴者に登録や通知のお願いはした方が良いです。
日本人の感覚だと「ウザがられそう」思うこともあるでしょう。でもお願いを聞いてくれる人や、自分の感性に使い人がフォローしてくれた方が息の長いコンテンツになります。
CHAPTER BARS(チャプターバー)

ゲームではお馴染みのチャプターですが、全然ゲームをやらない人でもなんとなく意味は理解できると思います。1章、2章のような感じです。
僕自身はチャプターは結構重要だと思っていて、視聴者目線で考えた時にもチャプターがあることで安心して動画を見ていられるのではないかな?と思います。
現在のYouTubeの機能も自動でチャプターを付けてくれたりするので、その辺からも分かるとおり、チャプターを上手につけることでユーザーにとって良い動画になることは間違いありません。
ただし「mTuber3」のチャプターバーは下に作れないので、右上や左上に作りたい場合は、自作したりするのが良いかもしれません。
CORNER SCREENS(コーナースクリーン)

画面の端の方で人物や物の紹介ができるスクリーンを出す機能になります。
INTROS(イントロ)

場面転換の時などに使えるものが入っています。自分のチャンネルのロゴなどがある場合は、「YOUR LOGO」の部分を変えることで良い感じになります。
自分のロゴない場合でも、その部分を消して使うことで場面転換やシーンの切り替えで使えます。
SOCIAL MEDIA(ソーシャルメディア)

何かの紹介と共に、自分のソーシャルアイコンを表示させることができます。ソーシャルアイコンはYouTubeやFacebook、インスタグラムなどがあります。
日本でお馴染みのLINEとかがないのが残念ですが、フォルムが丸くて可愛らしいので、様々な場面で使えるかなと思います。
SOCIAL MEDIA ICONS(ソーシャルメディアアイコン)

SOCIAL MEDIA(ソーシャルメディア)のアイコンのみになります。僕自身はこれが意外とお気に入りです。
画面の上の方でぐるぐると回っているのが、なんか良いですよね。それ以外の用途はそんなにはないかもしれませんが、僕は好きです。
TOOLS(ツール)

ある部分を強調したり、画面を分割したりして表示するものが入っています。ここがある意味「mTuber3」の購入のポイントになる部分だと思います。
動画制作をしていると、ちょっとしたズームであったり、画面の強調であったり、サイド画面の活用であったりと、ワンポイントの演出をする場面が度々あります。
その時に、備え付けの機能だけでもできるのですが、それだと加工感がバリバリに出てしまい雰囲気を崩すことがあります。
そこをワンアクションでできるようになり、また自分が思った通りの動きになる「mTuber3」のToolsは個人的にすごく有用だなと感じています。
なので、ちょっとした部分にこだわりたい人は、mTuber3の特にこの部分の機能は良いですね。
TYPOGRAPHY(タイフォグラフィ)

これは文字を演出するものです。備え付けのタイトルと同じようなものだと考えてもらえればOKです。
基本的に文字の出現の仕方がおしゃれであり、どの部分でも使えるかなとは思います。
TRANSITIONS(トランジション)

最後にトランジションですが、トランジションのみ右下のトランジションタブの中から選んで使用します。またトランジションはクリップとクリップの間に入れて使用します。
使い勝手良いものしか入っていないので、あらゆるシーンで必要とあれば使えば良いかもしれません。
mTuber3の使い方
ここから使い方を教えていきますが、基本的には今までFinal Cut Proを使ってきた方ならとても簡単です。
まずFinal Cut Pro Xを起動しまして、新しいプロジェクトを展開させます。展開できたら、左のサイドバーの中にあるタイトルの中から「mTuber3」を探します。
mTuber3を見つけたら、タイムライン上にあるクリップの上に自分が使いたいmTuber3のタイトルを置けばOKになります。
この状態だと、文字や文字の大きさ、アイコンの場所などが不適切なので右上のインスペクタの部分で編集していきます。全部英語で分かりにくい部分もあるかもですが、使っていくうちになれるとは思います。
文字やアイコン編集の仕方は、変更したい文字などをダブルクリックすると、右上のインスペクタの部分で現在の状態(文字、座標、カラー)などが表示されるので、それを自分好みに変更しく感じです。
mTuber3をおすすめする人
motionVFXの中だと使い方がシンプル(mO2とかは超絶難しい)なので、初心者から熟練者まで幅広い人におすすめできるプラグインです。
初心者さんにとっては、自分の作業負担を軽減するだけでなく、自分の選択肢の幅を広げるプラグインだと思ってます。
例えば、CHAPTER BARS(チャプターバー)って普段の「語る系」動画でも使えますが、使いようによっては「料理系」「旅系」「スポーツ(レース)系」などでも使えると思います。
動画投稿を始めてみると分かるのですが、意外と自分のやりたいことが視聴者ウケが悪かったり、思わぬところでヒットしたりすることがあります。
その時に汎用性が高いものを持っているとスムーズに内容を変えたりできるので、使い勝手が良く、汎用性も高いmTuber3はとてもおすすめですね。
逆に熟練者にとってはシンプルに作業負担を減らせて、内容に集中できるのでおすすめかな?と思います。
mTuber3の相性の良い組み合わせ
最後にmTuberシリーズと一緒に持ってるとおすすめなプラグインの紹介をします。今回はほぼ一択ですが「mBehavior」と組み合わせるとかなり使い勝手の幅が広がると思ってます。

mBehaviorは画像や文字に手軽にエフェクトをつけるプラグインになります。かなり使い勝手が良いプラグインです。
今回の「mBehavior」と「mTuber3」はかなり相性が良いと思ってまして、mTuber3で大枠の動きを作って、細かい部分の演出はmBehaviorで作っていくと、動画のクオリティが爆上がりするかなと思ってます。
と言うより、シンプルに自分のやりたいことのほとんどができると思うので「動画作りが楽しくなる」組み合わせだと思ってます。
mTuber3は完成度高いプラグインですが自分好みの加工は限度があります。そこを補うのがmBehaviorって感じで運用できるかなと思います。
それ以上になってきた場合は、完全に「motion5」や「AfterEffect」も範疇になってきますので、やはりちょうど良い組み合わせな気がします。
まとめ
本日は「MotionVFXおすすめのプラグインmTuber3の使い方」というテーマでお話ししました。
最近ちょっと時間ができてきたので、少しづつYouTubeにでも動画投稿してみようかなと思い始める今日この頃です。
20代とはまたちょっと変わった気持ちでチャンネル運営してみると、また違った景色が見えてくるのかもしれないなと思ってます。
そんな感じで僕自身(現在32歳)も未だに創作活動を楽しんでいるので、皆様もぜひいろんなことに挑戦しつつ、充実感ある創作活動に打ち込んでみてください。
では皆様、よき創作ライフを。